ライブでファンに演奏させるサプライズ

ファンにギター演奏させたグリーンデイ

有名人によるサプライズはけっこう多く、話題になることが多いものです。
ほとんどは偶然通りがかった有名人が写真を撮ってくれるというパターンが多いのですが、「Green Day(グリーン・デイ)」というパンクバンドは、ライブでファンにギターを演奏させるというサプライズをやってのけました。

Green Dayといえば、グラミーの最高賞「最優秀レコード賞」をパンクバンドとしては初めて受賞するという快挙を成し遂げたことで知られています。
サプライズが起こったのは2016年10月23日のことで、場所はイリノイ州シカゴのライブ会場でした。
Green Dayでギターとボーカルを担当しているビリー・ジョー・アームストロングが、ファンのひとりを舞台に上げて自分のギターを渡したのです。

そのファンは「Green Dayのデビューアルバム『Dookie』の曲なら全部弾ける!」と書いたボードを掲げていたのでした。
その時の様子は、ビデオとして公開されています。
「全部弾ける」と豪語するだけあって、ファンの演奏はなかなかのものでした。

Green Dayは以前から観客をステージにあげていた

Green Dayは、これ以前にも観客をステージにあげて演奏させたことがたびたびあります。
このため、Green Dayの曲を必死になって練習しているファンも多いということです。
事実、好きなバンドのステージに立ち、共に演奏する可能性があるなら、誰でも頑張って練習してしまうのではないでしょう。

Green Dayが結成されたのは1987年ですから、浮き沈みの多いパンクバンドとしてはなかなかの古株です。
メンバーはカリフォルニア州バークレーの出身で、ギター&ボーカル・ピアノを担当しているのがビリー・ジョー・アームストロングです。
ベース担当のマイク・ダーント、ドラム&ギターのトレ・クールの3人で結成されています。
それ以外にも、ツアーミュージシャンとしてコーラスや管楽器の演奏に他の人がバンド演奏に参加することもあります。

Green Dayのメジャーデビューアルバムは「Dookie」ですが、1990年にはファーストアルバム「39/Smooth」が発売されており、世界中で100万枚を売り上げました。
2020年に発表された「Father of All Motherfuckers」は、全米と全英で1位の快挙を成し遂げました。
日本へは1996年に来日し、東京晴海イースト・ホールや大阪・福岡・名古屋・川崎で日本公演を開催しています。
なかなかダイレクトなライブを楽しむ機会のないGreen Dayは、「Heart Like A Hand Grenade」が映像作品として日本でも発売されています。