ポール・マッカートニーが一般人に行ったサプライズ

サプライズが好きなポール

ポール・マッカートニーといえばビートルズの主要メンバーとしてよく知られています。
ビートルズの他のメンバーと同様にリヴァプール出身のポール・マッカートニーはビートルズの前身となったグループ「ザ・クオリーメン」の時代からジョン・レノンと共に活動を開始しました。
1962年にビートルズがレコードデビューしてからは主にボーカルとベースでその才能を発揮し、「ヘイ・ジュード」や「イエスタディ」「レット・イット・ビー」などの歴史に残る名曲を発表したことはあまりにも有名です。

大スターらしく奇抜なアイディアと突飛な行動でも有名な彼ですが、サプライズもいろいろと行ってファンを喜ばせています。

テレビ番組でのサプライズ

アメリカのテレビ番組「The Tonight Show」出演の際にはツアーで来た観客にサプライズを仕掛けてその茶目っ気を披露しました。
「The Tonight Show」の録画が行われるNBCスタジオはニューヨークでも人気の高い観光名所のひとつロックフェラーセンターの中にあります。
「The Tonight Show」を見に来る観客は番組が始まる前にエレベーターで移動しながらガイドとロックフェラーセンター内を見学するのがお決まりですが、ポールたちはここに差を仕掛けたのです。

エレベーターが間違った階に到着するとポール・マッカートニーと番組の司会者であるジミー・ファロンが現れてツアー客をびっくりさせるというのがサプライズの内容です。
エレベーターのドアが開くとポールとジミーが新聞で顔を隠した状態で座っています。
最初にジミーが新聞を下ろすと観客は歓声を上げますが、次にポールが顔を見せたところで観客は叫び声をあげるほどの熱狂ぶり。

この番組では毎回新しいサプライズを用意しており、それが楽しみでツアーに参加する観客もいるそうです。
イギリス人はウィットに富んだサプライズが大好きですが、特にポール・マッカートニーは公演でも数々のサプライズを仕掛けて観客の心を放しません。

一般人との交流が大好き

2014年に一時期体調を崩していたポールですが、復帰後に行われたニューヨークのオールバニ公演では最後のアンコール曲で64歳の男性と60歳の女性のプロポーズも演出しています。
「64歳になっても僕のことを必要だと思ってくれる?」という歌詞を歌い込むビートルズ時代の「When I’m sixty four」という曲を伴奏に付けて、1万3,000人を超える観客の前で64歳のジョンさんが恋人のクラウディアさんにプロポーズしたサプライズはもちろん大喝采を受けました。
60歳を超えてからこんなうれしいサプライズに巡りあえるなんてうらやましいですね。