米寿のサプライズ

米寿とは日本で生まれたお祝い

「お米と言う字は八十八と書く。」ということを、よく昔の人は言いました。
「お米を作るためには八十八の苦労がある、お百姓さんが苦労して作ったお米だから、残さないで食べなさい。」と親から良く言われたという人もいるでしょう。
米寿はこのように、お米と言う字が八十八とかくところから、88歳の人のお祝いとされています。
ただし、88歳といいましても数え年なので、実際は87歳の人ということになるのです。

このような考えから来ているお祝いですから、米寿は日本が発祥になっているのは間違いのないことです。
米寿には88歳まで長く生きてくれてありがとう、私たちのために88回をうんと通り越した数、苦労してくれてありがとうという意味が込められているのでしょう。
今、88歳になる人たちというと、戦後の混乱期の日本を立て直してくれた存在ですから、ここでいたわってあげたいものです。

米寿のお祝いは?

米寿のお祝いは黄色(金茶色)です。
やはり、長く生きてくれていることに感謝を込めての黄色なのではないでしょうか。

お祝いの品は特にこれがいいということは決まっていませんが、やはり黄色の座布団とちゃんちゃんこは揃えたいものです。
そして、おじいさんやおばあさんの好きなお料理でお祝いの席を作ってあげましょう。
88歳ともなると、子供が60歳を過ぎているでしょうから、孫となると20代から30代になり、ひ孫もいる場合もあります。
そうなると、かなりの大所帯ですから、移動するより家が良いのではないでしょうか。

おじいさん、おばあさんの好きなお寿司を取ったり、孫やひ孫のためにピザを取ったり、ケーキを用意したりして、楽しくわいわいおしゃべりしましょう。
お祝いは例えば、夫婦茶碗や金のペアカップなど人それぞれの個性の光もので十分です。

サプライズは沢山の思い出

おじいさん、おばあさんが米寿で88歳となると、孫は立派な大人ですから、サプライズは若い孫たちに任せましょう。
ひ孫も使って、おじいさんとおばあさんの今までを劇にしてみたり、アルバムを作って一緒に見たりと楽しいひとときを過ごします。
サプライズはこのようなパフォーマンスで十分ではないでしょうか。
ひ孫が何かできるようになっていたら、踊りや歌を披露するというのも楽しめて良いでしょう。

ある程度大きくなったひ孫がおじいちゃん、おばあちゃんを形度ったクッキーを作ってきたりというのも素敵なサプライズになります。
また、似顔絵を可愛く描いたりなども嬉しい限りでしょう。
このように、家族で沢山のパフォーマンスをみつけておじいさん、おばあさんを楽しませてあげましょう。
お笑い好きのおじいさん、おばあさんであれば、孫やひ孫がお笑い芸人のまねをするというのも楽しいのではないでしょうか。