還暦のサプライズ

還暦とは

還暦(かんれき)は干支が一巡りして誕生の年齢に還った年齢を指しますので、数え年で61歳を指します。
本赴還り(ほんけがえり)ともいいます。

日本では本人に赤いちゃんちゃんこを着せて、この年齢までの感謝の意味でのお祝いを行います。
かつては産着に赤を使っていたので、誕生時に還るという意味があるようです。

還暦祝いのプレゼント

還暦祝いのプレゼントはいろいろありますが、気持のこもったものが一番喜ばれます。
たとえば、家族一同の感謝の気持ちを書いた色紙、業者にたのんで描いてもらった本人の可愛い感じの似顔絵、孫からの手紙、孫の描いた似顔絵、学校や習い事で習ったダンスやピアノと言った出しものも嬉しいようです。
その他に買って渡すものですと、名入りのお酒、花束、オーダーメイドの記念品も喜ばれます。
このように考えますと、貰う人は物の知名度や値段ではなく、気持のこもったものが一番うれしいのです。

これは、とても大事なことです。
人はある程度の年齢になると、人の気持がよくわかるようになりますから、だいじなのは心のつながりということが理解できるようになるのです。
還暦という年齢になればそれは尚更のことで、人にとって本当に大事なものが分かってくるようになります。

サプライズ方法のあれこれ

サプライズをしかけて、メインのお年寄りによろこんでもらうにはどうすればいいのでしょうか。
その際は兄弟姉妹、家族とよく相談して綿密な計画をたてるようにしたほうは良いです。
このような時に兄弟姉妹絆が強まりますから、親御さんもいっそう嬉しいはず。
様々な方法がありますが、その一部をご紹介しましょう。

家族ならではの思い出の場面を動画でアップして皆で見るという方法です、
もし、自営業のお家でお店経営をしていましたら、お店の様子、工場経営でしたら工場でのやり取りなど。
また、孫の発表会や運動会、家族旅行の様子、子供達の結婚式、孫が生まれた時の様子等が良いでしょう。

そして、そこにメッセージを入れます。
たとえば、兄弟、姉妹で集まって「お父さん、おかあさん、ありがとう。」というメッセージ動画を入れるとか。
その際に子供の頃の思い出を一人ひとりが話して行くというのもステキです。
もしかしたら、海外勤務でその場にはいられないという子供もいるかもしれないので、その人のビデオレターも入れましょう。

「運動会の時のお弁当が美味しかった。」とか「お母さんが綺麗で自慢だった。」とか「お父さんは怒ると怖かったけど、あの時こんな優しい言葉を言ってくれた。」「反抗期の時は反発したけど、後で反省した。」など。
こんなメッセージがあれば、還暦祝いの席で家族皆ほろっとしてしまうかもしれません。
面と向かってだと言えないことも、ビデオレターであれば言えるものです。
感謝の気持ちとほろっとするエピソードで還暦祝いは家族の絆がいっそう深まる場になるでしょう。