お宮参りのマナー

お宮参りってどんなイベント?

赤ちゃんが生まれると多くの家庭で行われるのが、お宮参りというイベントです。
お宮参りは、赤ちゃんが無事に産まれてきてくれたことに対して神様にお礼をし、健やかな健康をお願いする大切なイベント。
赤ちゃんが生まれて1ヶ月後くらいに、神社を参拝します。

無事に産まれてきてくれた大切な赤ちゃんとの初めての大きなイベントになるので、そつなくこなしたい!と思うものの、普段ご祈祷を受けたり神社を参拝することが少ない方にとっては、本来の意味やマナーがよくわからないということも少なくありません。

お宮参りの風習は、地域によって様々な違いがあります。
ほとんど場合、赤ちゃんが生まれて約1ヶ月後の天気の良い日に両親と祖父母が赤ちゃんを連れて神社にお参りすることとなっています。

ひと昔前は、厳密に生後何日目に行くという伝統があったようですが、最近では1ヶ月検診が終わり自由に外出できるようになってから、都合と天気の良い日にお参りする方が増えています。

お宮参りは本来、その土地の守り神である産土神に赤ちゃんを祝福してもらうための行事だったので、参拝する神社が決まっているのが一般的でした。
しかし、現代のお宮参りは無事な出産への感謝と健やかな成長への願いを込めた行事としての意味合いが強いため、どの神社に行くかは人によって違い、神社ではなくお寺に参拝する方もいます。

お宮参りをするときのマナー

お宮参りをする時には、マナーよりも母子の体調を優先することがやはり大切になります。
特に真夏や真冬など、赤ちゃんやお母さんの体に負担がかかる時期には服装や移動ルートの調整が必要になるかもしれません。

祖父母が昔ながらの伝統を大切するタイプであれば、誰に赤ちゃんを抱っこしてもらうのが本来のお宮参りかを知っておくのがおすすめ!
出産が汚れの一部と考えられていた昔の風習が今にも続き、赤ちゃんは父方の祖母が抱くという風習が今でも一部地域では残っています。
今はそれにこだわらない人が増えているため、基本的には誰が抱っこしても良いのですが、本来の風習も覚えておきましょう。

お宮参りの服装

お宮参りの時の服装として、赤ちゃんはベビードレスにケープをかけるスタイルか、和装の正式なお祝い着を着るのがおすすめです。
和装なら、家紋の入った祝い着や可愛らしい花などの絵柄が入ったものが人気ですよ。
洋装にするなら、カバーオールの上に祝い着をかけるなど臨機応変に対応しましょう。

両親・祖父母とも正装で参加するのが一般的だった本来のお宮参りとは異なり、最近では少しきちんとしたスーツ程度の服装で参拝するのが一般的です。
女性は露出度の低いワンピースやスーツ、男性ならダークカラーのスーツであれば問題ないでしょう。

祖父母もみんなが参列する場合は、服装の格、きちんと度合いがみんな同じになるように、事前に話し合っておきましょう。